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GEAIM:第15回Holon - 『World Cyber Games 2006』Counter-Strike1.6 部門 3位、現在は RTS『Starcraft2』で活動中

公開日:2011-06-01 21:00:59

GEAIM ピープル第 15回には、『World Cyber Games 2006』Counter-Strike1.6 部門日本予選で 3位、現在は Starcraft2 をメインにプレーされている Holon さんが登場です。FPS から RTS に転身した理由などについての話が興味深いです。

1. ゲームのプレーネーム(ニックネーム)の由来を教えていただけますか?

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「Holon」という名前は 2003 年頃、『Counter-Strike1.6』を始める際に考えた名前です。 ゲームを始めた時点でオフライン大会に行くという目標があったので、人前で呼ばれても平気なシンプルな名前にしようと思い付けた名前です。 ですが、実際にオフラインでニックネームを呼ばれると思いの外恥ずかしくて、今では本名にしておけば良かったと少し後悔しています。

2. 初めてプレーした RTS や PC ゲームについて教えていただけますか?

初めてプレーした RTS は『WarCraft3』です。『Diablo2』を作ったメーカーの新作ということと、2ちゃんねるで「プレイすればするほど面白いスルメゲー」とものすごく評判が良かったので購入しました。ですが、マルチプレイが楽しいとは感じられず、ストーリーモードを一通りクリアする程度にしかプレーしませんでした。

その後、『Cyberathlete Professional League』と『World Cyber Games』というオフライン大会の動画を見て、自分もオフラインイベントに参加してみたいと思い「オフライン大会に出場する」「オフライン大会に出場出来るくらい強いプレイヤーになる」という 2 つの目標を持って『Counter-Strike1.6』を 2004 年から 2007 年中頃までプレーしていました。この目標は 『World Cyber Games 2006』日本予選に出場することによって達成することが出来ました。『Counter-Strike1.6』をプレイしていた頃の戦績は negitaku のプロフィールにまとめています。

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World Cyber Games 2006日本予選GEAIMピープルの登場者には、この大会を観戦して影響を受け、
本格的にプレーするようになったと回答してくれたプレーヤーが数名いる。

『Counter-Strike1.6』を辞めた後は『StarCraft2』を始めるまで『Fantasy Earth ZERO』『World of Warcraft』『QUAKE LIVE』『Warsow』『AION』『WarCraft3』『Heroes of Newerth 等』いろんなゲームを転々としていました。

3. 初めて参加したゲームの大会またはイベントの事を覚えていますか?よろしければ当時の事を教えていただけますか?

オンラインで初めて参加した大会は『Counter-Strike1.6』の『Killin In Action(K.I.A)』という大会でした。初めての大会でガチガチに緊張している上に、ボイスチャットを使うことにもまだ慣れておらず、とにかく現状を報告するだけで精一杯だったのを覚えています。

オフラインの大会では、上にも書きましたが『World Cyber Games2006』日本予選に出場しました。九州からの参加だったので、『Counter-Strike1.6』プレーヤーが 30 ~ 40 人も同じ場所に集まっていることに感動しました。 大会当日には顔を合わせての作戦会議や、相手チームに威圧感で負けないように円陣を組み掛け声をかける、最高のプレーをしてヒーローインタビューを受けた選手をチーム関係なしにその場に居た 15 人くらいで胴上げしたこと等、同じ Counter-Strike1.6 のイベントなのに、オフラインでしか体験することの出来ない出来事がことがとても印象に残っています。

また、寝てる時にお尻の写真を撮られ、その写真をフラグムービー『WCG2006 Japan』のネタにされるというハプニングもありましたが、とても楽しい思い出になりました。

4. 現在の主な活動について教えていただけますか?

StarCraft2 をプレイしています。クラン KQN に所属し、StarCraft2 の大会に参加することが主な活動です。最近は海外の大会にも積極的に参加するようにしています。 他にも『SteelSeries King of the Hill』の解説に呼んで頂いたりしました。出場した大会のことや、ゲームのことについてを blog に残しています。

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Holon さんのブログ『ZergZergZerg

5. 『StarCraft2』の活動を始めたきっかけについて教えてください

『Counter-Strike1.6』でオンライン対戦の楽しさを知ったので、辞めた後も新しいオンライン対戦が面白く、プレーヤーや大会が多く盛り上がっているゲームを探していました。それが丁度『StarCraft2』でこれを逃してはだめだと思い、今まで FPS を中心にプレーしていましたが RTS にチャレンジすることにしました。

ところが始めたばかりの頃は負けるのが怖い上に、『StarCraft2』ではプレーヤーの強さに応じて 7 段階の格付けがされるのですが、格付けの最も低い Bronze リーグからのスタートだったため、ゲームをするのが怖くてやる気を出せずにいました。しかし、リプレイを見ながら少しずつプレイしていくうちに段々と強くなることが出来て、やる気が出てきて大会で上位を目指そうと思うようになりました。

それと 『StarCraft2』の他の対戦ゲームにはない大きな特徴としてプレーにおける Ping 差の影響が他のゲームより少なく、オンラインで海外のプレーヤーと対戦することが出来るということです。海外の大会に出れば今まで動画でしか見たことのないプロプレーヤーと対戦することもあります。そういったプロプレーヤーを身近に感じられるということが新鮮で面白く感じます。

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世界中で高額な賞金のかかった大会が開催され盛り上がる『StarCraft2

6. どのような目標で『StarCraft2』の活動をされていますか?

kurOa さんにインタビューの推薦してもらったものの、今まで大会で良い結果を残すことが出来ていません。そのため大会で結果を残すことが当面の目標です。

7. 『Counter-Strike1.6』や『StarCraft2』活動、もしくはゲームを通じて人生に何か影響がありましたか?

ゲームをしてなければ今後話す機会がなかったんじゃないかな、というような人たちと話したり遊んだりすることができたこと。真剣になれるものがあったことは良い影響だったのではないかなと思います。なによりゲームをしていて楽しい時間を過ごせたことが一番大きいです。

8. 使用しているデバイスとそれを使っている理由を教えていただけますか?

マウス『DHARMAPOINT DRTCM15』
指が短いので小さめのマウスということで購入しました。

マウスソール『SteelSeries Glide MS』
SteelSeries S&S マウスパッドを使っていた時に使っていてその名残で今も使っています。

マウスパッド『ARTISAN KAI.g3 飛燕 MIDDLE SOFT』
以前は SteelSeries S&S を使っていました。使い心地は良かったのですが、値段が高く2ヶ月に一度買い換えなければならなかったので、コストパフォーマンスの良いマウスパッドを探してこのマウスパッドに行き着きました。とても気に入ったので以前のセールの時には VE 版を買い溜めしてしまいました。 RTS では常に細かくマウス操作をしているので、マウスを動かし始める時に手にあまり力を込めなくて済む SOFT か MIDDLE を使っています。

キーボード『東プレ RealForce』
入力スピードが早いのと、キー入力が軽くて気持ちいいので使い続けています。

ヘッドセット『PC 165 Sennheiser』
マイクが非常に良いです。同じヘッドセットを使っている人が知り合いにもいますが安物のマイクを使っている人と比べると圧倒的に聞き取りやすいです。 音質の良さについてはわかりませんが、ゲーム中にズレることもありませんし、着心地は良いです。

モニタ『iiyama B2403WS-B』
FPS を止めて MMO を始めるときに解像度が 1920*1200 で安いという条件で選んだモニタです。 StarCraft2 をプレイするには画面のサイズも解像度も少し大きく感じるので、もう少し小さなゲーム向けモニタが欲しいと思っています。

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Holonさんのプレー環境

9. 注目しているゲーム、eスポーツに関するものサイトやブログがあったら教えてください。

Justin.tv
Justin.tv はお金を出して、配信をしてくれる StarCraft2 のプロプレーヤーを集めているらしく、24時間常に一人はプロプレーヤーが配信をしているほど配信が多いからです。大会などのイベントのストリーミングも Justin.tv ですることが多く、保存されている動画も非常にたくさんあるからです。

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North America Star League
50名のプロプレーヤーが参加し3ヶ月かけて行われている大会で、北米で最も賞金総額の多い大会です。StarCraft2 のラダーでこの大会に出場している Sixjax Artosis 選手に勝ったことが僕のささやかな自慢です。

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PlayXP
韓国のイベント情報が一目で分かるので毎日チェックしています。

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10. サイトを見ている人に何かメッセージがあればお願いします。

このインタビューに推薦、読んでいただいてありがとうございます。 StarCraft2 は先程も書いたように ping の差によるゲームプレイへの影響が小さいゲームです。海外のプレーヤーとゲームをしたり大会に参加することも問題なく出来ます。他のゲームに比べ海外のプロゲーマーに近い環境でプレイすることが出来ます。もし、ゲームのタイトルを問わず、プロゲーマーにチャレンジしてみたいと思うような人が居れば StarCraft2 をプレイすることをオススメしたいです。ありがとうございました。

11. 次に、ゲームや e スポーツでがんばっていると思う方をこのインタビューにご紹介していただけますでしょうか。

現在、日本で最も大きなCounter-Strike1.6 のオンライン大会『Survival of the fittest』を運営をしている Celesty さん。以前 AION をプレイしているときに同じギルドに所属していたのですが、その時の話が面白かったので推薦したいです。

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Holon さんありがとうございました。他ジャンルのゲームに挑むことにしたエピソードが個人的に一番興味深いお話でした。次回は Holon さんのご指名により、Counter-Strike1.6 のオンライン大会『Survival of the fittest』を運営をしている Celesty さんが登場予定です。お楽しみに。

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